データ / CONSUMER SURVEY
1,000人調査で見えた、
フェイスペイントの「不満」と「選ぶ基準」
文:フェイスペイントジャーナル編集部
要旨 ハロウィン市場が急拡大した2014年11月、フェイス・ボディペイントの経験がある20〜49歳の女性1,000人に調査を行いました。いちばんの不満は「洗い落とすのが大変」(39.2%)、画材選びでいちばん重視するのは「肌への安全性」(56.4%)。体験の「前」より「後」に課題がある構造が見えてきます。
調査の概要
| 方法 | WEBアンケート(株式会社ネオマーケティング「アイリサーチ」) |
|---|---|
| 対象 | フェイス・ボディペイントの経験がある20〜49歳の女性 |
| 有効回答 | 1,000人 |
| 実施日 | 2014年11月18日〜19日 |
主な結果
| 経験したイベント | ハロウィン・運動会 37.3%/テーマパーク 23.0%/スポーツ応援 17.5% |
|---|---|
| だれに描いてもらったか | 友人・知人 43.4%(最多) |
| 不満 | 洗い落とすのが大変 39.2%/自分で上手に描けない 21.3%/すぐ乾かず時間がかかる 21.2% |
| 使った絵の具 | アクリル絵の具 22.9%/天然ラテックス絵の具 22.8%/わからない・覚えていない 47.2% |
| 画材を選ぶ基準 | 肌への安全性 56.4%/値段 50.5%/落としやすさ 46.0% |
| 楽しみたい場所 | テーマパーク 49.2%/イベント会場 38.5% |
| 描いてほしい絵柄 | かわいいもの 約半数/会場の雰囲気に合ったもの 40.8% |
読み解き1:課題は「描く前」より「描いた後」
不満の1位は後片付け、3位は乾くまでの時間でした。描く体験そのものより、その前後の手間が、利用をためらわせています。体験を広げたいなら、まず「後」の負担を減らすことが効きます。
読み解き2:自分たちで描く人が多い
いちばん多いのは、友人や知人に描いてもらったという回答でした。プロの技術と同じくらい、気軽に描き合える道具の需要があります。
読み解き3:会場に合った絵柄と、写真
「会場の雰囲気に合ったもの」を求める声が4割。記念撮影を意識した楽しみ方です。この後、Instagramの広がりとともに「インスタ映え」という言葉が生まれ、この傾向はさらに強まっていきました。
※2014年の調査で、回答者は女性に限られます。現在の市場をそのまま表すものではありません。
転用するなら
- 来場者がためらう理由は、体験の「前後」にないか
- プロが描くか、来場者自身が描くか。どちらの需要に応える設計か
- 会場の雰囲気に合った絵柄を用意し、撮影まで想定しているか