ビジネスと社会 / NPO / SOCIAL ACTION
「楽しい」が「支援したい」に変わる
文:フェイスペイントジャーナル編集部
要旨 国内外で災害復興や地域活性に取り組むNPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)は、フェイスペイントを活動の「強み」として使ってきました。ただ、海外の水質、洗い流すときの盛り下がり、そして環境問題に取り組みながら汚水を出してしまう矛盾に悩んでいました。
IVUSAにとっての魅力
- 言葉の壁がなくなる
- だれとでも仲良くなれる
- 笑顔の写真がたくさん撮れる(写真を渡すとさらに喜ばれる)
- 活動を第三者に伝えられる
抱えていた矛盾
現地の水質の悪さ、洗い落とすときの盛り下がり、そして環境問題の解決を目指しながら汚水を出してしまうジレンマ。活動の理念と、使う道具が食い違っていました。
解決
水を使わず、汚水を出さず、指で取れる国産の画材に切り替えました。日本製であることも、活動のうえで大事なポイントでした。日本イベントプロデュース協会の紹介で講習会を開き、学生たちは5分で夢中になり、2時間でIVUSAの「新たな強み」ができたといいます。
新しい強み
- 活動の現場でそのまま使える
- 安全面と環境に配慮できる
- 国内でも同じ遊びを通じて活動を体験してもらい、募金をお願いできる
- 募金のお礼の品にできる(活動の「おすそ分け」として喜ばれる)
- 学生がさまざまな場面で使えるスキルになる
しかけ:学生が自分たちでつくるセット
絵の具、ステンシル、台紙のテンプレートはメーカーが用意し、デザインとセットの組み立ては学生自身が行いました。赤・白・青があれば、多くの国の国旗が描けます。コストを抑えられるだけでなく、活動資金を得ることへの意識も高まります。すみだジャズフェスティバル2018などで活用されました。
編集部の視点
「楽しい」から「支援したい」に変わる瞬間に、やりがいを感じる。学生たちの言葉です。体験が、活動を説明するきっかけになり、募金の入口になっています。
転用するなら
- 活動の理念と、使う道具や運営方法が矛盾していないか
- 体験が、活動を説明するきっかけになっているか
- 支援者へのお礼を、活動の「おすそ分け」にできているか