ケーススタディ / CAR PAINT & PROMOTION
新車に、
子どもたちが絵を描いた
文:フェイスペイントジャーナル編集部
要旨 2019年12月1日、東京ミッドタウンのキャノピースクエアに展示されたBMWの新型車に、来場した子どもや家族が指で絵を描きました。ふだんは「触らないでください」と言われる展示車が、この日は「描いていい」キャンバスに。終了後は、水を使わず手と指だけで、約20分で元の姿に戻しました。
真っ白な新車から始まる
会場には、虹色の床の上に白い新型車が置かれました。開始前は、ほかの展示と同じように眺めるだけの車です。
ボンネットにも、ドアにも、グリルにも
イベントが始まると、子どもたちはミラクルペイントを指にとり、ボディに思い思いの絵を描いていきました。ドアには「THE 1」の文字、ボンネットには「New Model」、グリルのまわりには細かな模様。東京タワーを描く人もいました。大人も一緒に描き、描いた車の前で家族写真を撮っていきます。
20分で、元に戻す
イベントのあとは、描いた絵をはがして元に戻しました。使ったのは手と指だけで、水は使っていません。かかった時間は約20分です。展示車を汚さずに戻せることが、ブランドにとってこの企画を成り立たせる条件でした。
Insight
高価なものほど「触れてはいけない」距離が生まれる。その距離を一日だけ反転させ、「描いていい」に変えると、来場者は商品に触れ、記憶し、写真に残す。終了後に短時間で元に戻せることが、ブランドが安心して踏み出せる条件になる。
転用するなら
- ふだん「触れてはいけない」商品や展示物を、体験の主役にできないか
- 描いたものが、そのまま撮影スポットになる配置と背景になっているか
- 撤去の時間と方法を、事前に試して決めているか(素材や塗装との相性も確認する)
※記事中の写真は、POOLが会場で撮影したものです。